鉄斎美術館
鉄斎美術館展覧会

聖光文庫開設50周年 富岡鉄斎の画の源泉―愛蔵書画・拓本に探る―

現在、開催中です。

会期 2025年12月7日(日)~2026年2月15日(日)
会場 宝塚市立中央図書館 聖光文庫(入場無料)
開室時間 午前10時~午後5時
休館 水曜日、第2金曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
問い合わせ 宝塚市立中央図書館
TEL: 0797-84-6121

展覧会の見どころ

近代文人画の巨匠と謳われる富岡鉄斎(1836~1924)は、晩年にみられる力強い筆致と大胆な構図がよく知られますが、「自分の画には師承はない、すべて盗み描きだ」と語ったといいます。万巻の書を読破した鉄斎は、渉猟したあらゆる古書画や出版物から画題を得て、画と賛に反映しました。本展では、子息富岡謙蔵(1873~1918)が鉄斎のために中国から持ち帰り、鉄斎が画の源泉とした拓本《寒山拾得図》や《東坡笠屐図》を中心に、アイヌの風俗を描く《蝦夷草紙図絵(写本)》や経典の形式を借りて酒の功徳をおもしろおかしく説いた《仏説摩訶酒仏妙楽経》等、鉄斎の画の源泉となった資料をご覧いただきます。

また、鉄斎美術館 本館「聖光殿」および別館「史料館」で同時期に開催する展覧会では、本展の出品作品を元に鉄斎が描いた本画を一部展示しますので、あわせてお楽しみください。