鉄斎美術館からのお知らせ

鉄斎美術館からのお知らせ

神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科の学生の皆さん、「鉄斎の旅」展を見学!

神戸市にある、神戸芸術工科大学のビジュアルデザイン学科の学生と先生方、約100名が、「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展を見学しました。
同学科では、「ビジュアルデザイン基礎」という1回生で初めて体験する実習科目で、近代文人画の巨匠・富岡鉄斎の作品に触れる試みをしています。今年は、現在展示中の《名所十二景図》(5月6日まで)のうち、北海道積丹半島の東に位置する「蝋燭岩図」の摸写に取り組んでいます。課題の作品だけでなく、展覧会全体を熱心に鑑賞されていました。

69歳にして、「私は万巻の書を読み、千里の道を行ったけれども、恥ずかしながらまだ画祖となることが出来ない」といった鉄斎の作品が、10代を中心とした学生さんに、どのように映ったのか、興味のあるところです。

さんぽ龍、「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展を鑑賞

清荒神参道商店会のマスコット「さんぽ龍」が「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展の見学に、鉄斎美術館へやって来ました!
会場では静かに鑑賞するさんぽ龍でしたが、鉄斎の旅を満喫してもらえたようです。

たくさんの商店で賑わう清荒神参道の形は、龍が天に昇る様を表しているといわれています。その言伝えから、富岡鉄斎(1836~1924)も当山第37世法主坂本光浄(1875~1969)を龍に見立てて《昇天龍図》を描きました。この作品は、鉄斎から直接贈られた作品の一つとして、今も当山に伝わっています。(※現在は展示していません)

清荒神と鉄斎の関係については、こちらで紹介しています。
さんぽ龍がいる参道を楽しみながら、ぜひ鉄斎美術館へお越しください。

清荒神参道商店会 facebook

「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展ギャラリートーク開催

4月7日(土)、鉄斎美術館ではギャラリートークを開催し、悪天候の中、熱心な方々にご来館いただきました。今回の展覧会では、鉄斎が描く日本各地の景をご覧いただきながら、鉄斎の旅の足跡を辿ります。

前期展示の次回ギャラリートークは、4月21日(土)13時半より開催予定です。事前申込は必要ありません。旅のエピソードを通して、鉄斎の作品を身近に感じていただける機会となっていますので、お誘いあわせの上、ぜひご来館ください。

龍谷大学 龍谷ミュージアム「お釈迦さんワールド-ブッダになったひと-」展に出品します

4月21日(土)より、仏教の開祖である「お釈迦さん」の展覧会が龍谷大学 龍谷ミュージアムで開催されます。
清荒神清澄寺からは、良全筆《釈迦三尊像》(重要文化財、三幅対)を出品します。

展覧会名:春季特別展「お釈迦さんワールド-ブッダになったひと-」
会期:2018(平成30)年4月21日(土)~2018年6月17日(日)
※《釈迦三尊像》は後期展示(5月22日~6月17日)
会場:龍谷大学 龍谷ミュージアム 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
電話:075-351-2500
http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html

「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展は4月1日より開催!

4月1日(日)より、鉄斎美術館にて「鉄斎の旅―足跡、天下に遍(あまね)し―」展が始まります。
只今、展示作業の真っ最中です。

今回の展覧会では、「万巻の書を読み、万里の路を行く」という文人の理想を実践し、北海道から鹿児島まで全国を隈なく巡った富岡鉄斎(1836~1924)の旅の足跡をご覧いただきます。胸中に刻んだ風景を自ら選ぶ画帖《扶桑勝区帖》や、六曲一双の《名所十二景図》には、富士山をはじめ北海道の蝋燭岩や群馬の妙義山、奈良の月ヶ瀬、大分の耶馬渓など、全国各地の名所が爽やかに描かれています。

行楽日和の春は、鉄斎が描く四季折々の日本の景を是非お楽しみください。
なお、美術館前の淡墨桜は、今が見頃です!

鉄斎美術館前の淡墨桜が開花しました!

先日の強い風雨にも耐え、鉄斎美術館前の淡墨桜(うすずみざくら)は無事開花を迎えました。
現在、石段横の低い枝は5分咲きほどになっていて、優しい色合いがとても美しいです。
岐阜の根尾谷ゆかりの淡墨桜を、関西でもお楽しみいただくことができます。
これからが見頃となりますので、是非お花見にお立ち寄りください!

鉄斎美術館前の淡墨桜が一輪咲きました

連日のあたたかい気候で、鉄斎美術館前の淡墨桜(うすずみざくら)が一輪だけほころびました。
岐阜県の根尾谷から移植された淡墨桜は、毎年満開に咲き誇り、楽しみに訪れる参拝者の方が多くいらっしゃいます。
まだ開花には至りませんが、例年よりも早く見ごろを迎えそうです。
なお、鉄斎美術館はただいま休館中、次回展覧会「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」は4月1日(日)から開催いたします。

京都国立博物館「特別展 池大雅 天衣無縫の旅の画家」展に出品します

4月7日(土)から、与謝蕪村とともに「南画の大成者」と並び称される池大雅(1723~76)の大回顧展が京都国立博物館で開催されます。当館からは、大雅の生涯を知るうえで最も基本となる資料『池大雅家譜』(富岡鉄斎旧蔵本)を出品します。


展覧会名:特別展 池大雅 天衣無縫の旅の画家
会期:2018(平成30)年4月7日(土)~ 5月20日(日)
会場:京都国立博物館 平成知新館
http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/tenrankai/taiga2018.html

関西大学博物館「山本竟山の書と学問-湖南・雨山・鉄斎・南岳との文人交流ネットワーク-」展に出品します

4月1日(土)から、書家の山本竟山(1863~1934)とその周辺の展覧会が関西大学博物館で開催されます。当館からは、山本竟山筆《楷書七言聯》、《不読五千巻書者無得入此室書》、富岡鉄斎筆《蘇子笠屐図》、《佳実図》(竟山から贈られた柿の返礼)、長尾雨山筆《掃心図画序文》、《富岡鉄斎墓誌銘》など計13件を出品します。

 

展覧会名:関西大学博物館 2018年度春季企画展「山本竟山の書と学問-湖南・雨山・鉄斎・南岳との文人交流ネットワーク-」
会期:2018(平成30)年4月1日(土)~ 5月20日(日)
会場:関西大学博物館
〒564-868 大阪府吹田市山手町3丁目3−35
TEL:06-6368-1171
http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/

「鉄斎の器玩―煎茶皆具の世界―」展ギャラリートーク開催

1月13()、鉄斎美術館にてギャラリートークを開催し、多くの方にご参加いただきました。煎茶皆具をご覧いただきながら、制作に携わった名工たちについて解説するほか、書画の名品を通して、鉄斎が敬愛した売茶翁や蘇東坡にまつわる故事などをご紹介しています。

次回は、127()13時半より開催予定です。事前申込は必要ありません。鉄斎の作品に親しんでいただく機会となっていますので、お誘いあわせの上、ぜひご来館ください。