6月9日(土)、鉄斎美術館では「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展のギャラリートークを開催し、多くの方にご参加いただきました。後期展には色彩豊かで華やぎある大和絵風の作品が並び、前期展とは趣の異なった旅の世界をお楽しみいただけます。鉄斎が生涯愛用した印章「足蹟遍天下」(江馬天江刻)や、アイヌ民具なども必見です!
「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展は6月17日(日)までの開催です。是非お越しください。
ギャラリートークのようす
ギャラリートークのようす
「足蹟遍天下」印
6月9日(土)、鉄斎美術館では「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展のギャラリートークを開催し、多くの方にご参加いただきました。後期展には色彩豊かで華やぎある大和絵風の作品が並び、前期展とは趣の異なった旅の世界をお楽しみいただけます。鉄斎が生涯愛用した印章「足蹟遍天下」(江馬天江刻)や、アイヌ民具なども必見です!
「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展は6月17日(日)までの開催です。是非お越しください。
右:湊川の合戦を描いた《楠公忠戦図》
右:京都・滋賀の祭礼を描いた《四祭図》
右:アイヌの民族を描いた《蝦夷人鶴舞図》と「足蹟遍天下」印
鉄斎美術館では、本日5月12日(土)より、「鉄斎の旅―足跡、天下に遍(あまね)し―」展の後期展示が始まりました。
今回の見どころは、「北海道の名付け親」として知られる松浦武四郎や諸書から北海道の実情を学び、明治7年(1872)に北海道旅行を果たした鉄斎が、アイヌ民族に主題を得て描いた作品の数々です。旅の風景だけでなく、生き生きとした人物表現が楽しめるのも鉄斎作品の魅力のひとつです。このほか、南朝史跡に取材した絵図、絵画や、京都八坂神社の祇園祭や太秦広隆寺の牛祭などの祭礼を描く屏風《四祭図》などを展示しています。
後期展示は6月17日(日)までです。是非お越しください。
また、新聞・雑誌で今回の展覧会が紹介されました。こちらもあわせてご覧いただくと、展覧会をより楽しんでいただけます。
▼ウィズたからづか4月号 2018年3月15日発行
▼産経新聞 2018年4月12日(木)
「正木利和のスポカル 北海道から鹿児島、はては富士山頂まで、日本中を旅した文人画家鉄斎が描いた真実」
▼神戸新聞 2018年4月28日(土)朝刊
「全国旅した鉄斎の足跡」(web記事は会員限定公開)
《名所十二景図》の前で
鑑賞中の学生たち
昨年度の活動報告のリーフレット
神戸市にある、神戸芸術工科大学のビジュアルデザイン学科の学生と先生方、約100名が、「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展を見学しました。
同学科では、「ビジュアルデザイン基礎」という1回生で初めて体験する実習科目で、近代文人画の巨匠・富岡鉄斎の作品に触れる試みをしています。今年は、現在展示中の《名所十二景図》(5月6日まで)のうち、北海道積丹半島の東に位置する「蝋燭岩図」の摸写に取り組んでいます。課題の作品だけでなく、展覧会全体を熱心に鑑賞されていました。
69歳にして、「私は万巻の書を読み、千里の道を行ったけれども、恥ずかしながらまだ画祖となることが出来ない」といった鉄斎の作品が、10代を中心とした学生さんに、どのように映ったのか、興味のあるところです。
清荒神参道商店会のマスコット「さんぽ龍」が「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」展の見学に、鉄斎美術館へやって来ました!
会場では静かに鑑賞するさんぽ龍でしたが、鉄斎の旅を満喫してもらえたようです。
たくさんの商店で賑わう清荒神参道の形は、龍が天に昇る様を表しているといわれています。その言伝えから、富岡鉄斎(1836~1924)も当山第37世法主坂本光浄(1875~1969)を龍に見立てて《昇天龍図》を描きました。この作品は、鉄斎から直接贈られた作品の一つとして、今も当山に伝わっています。(※現在は展示していません)
清荒神と鉄斎の関係については、こちらで紹介しています。
さんぽ龍がいる参道を楽しみながら、ぜひ鉄斎美術館へお越しください。
清荒神参道商店会 facebook
4月7日(土)、鉄斎美術館ではギャラリートークを開催し、悪天候の中、熱心な方々にご来館いただきました。今回の展覧会では、鉄斎が描く日本各地の景をご覧いただきながら、鉄斎の旅の足跡を辿ります。
前期展示の次回ギャラリートークは、4月21日(土)13時半より開催予定です。事前申込は必要ありません。旅のエピソードを通して、鉄斎の作品を身近に感じていただける機会となっていますので、お誘いあわせの上、ぜひご来館ください。
4月21日(土)より、仏教の開祖である「お釈迦さん」の展覧会が龍谷大学 龍谷ミュージアムで開催されます。
清荒神清澄寺からは、良全筆《釈迦三尊像》(重要文化財、三幅対)を出品します。
展覧会名:春季特別展「お釈迦さんワールド-ブッダになったひと-」
会期:2018(平成30)年4月21日(土)~2018年6月17日(日)
※《釈迦三尊像》は後期展示(5月22日~6月17日)
会場:龍谷大学 龍谷ミュージアム 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
電話:075-351-2500
http://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html
名所十二景図
(手前)日本絵図・「足蹟遍天下」印
落車図・鉄斎愛用の矢立
扶桑勝区帖
満開の淡墨桜(3/28現在)
4月1日(日)より、鉄斎美術館にて「鉄斎の旅―足跡、天下に遍(あまね)し―」展が始まります。
只今、展示作業の真っ最中です。
今回の展覧会では、「万巻の書を読み、万里の路を行く」という文人の理想を実践し、北海道から鹿児島まで全国を隈なく巡った富岡鉄斎(1836~1924)の旅の足跡をご覧いただきます。胸中に刻んだ風景を自ら選ぶ画帖《扶桑勝区帖》や、六曲一双の《名所十二景図》には、富士山をはじめ北海道の蝋燭岩や群馬の妙義山、奈良の月ヶ瀬、大分の耶馬渓など、全国各地の名所が爽やかに描かれています。
行楽日和の春は、鉄斎が描く四季折々の日本の景を是非お楽しみください。
なお、美術館前の淡墨桜は、今が見頃です!
淡墨桜と甲山
先日の強い風雨にも耐え、鉄斎美術館前の淡墨桜(うすずみざくら)は無事開花を迎えました。
現在、石段横の低い枝は5分咲きほどになっていて、優しい色合いがとても美しいです。
岐阜の根尾谷ゆかりの淡墨桜を、関西でもお楽しみいただくことができます。
これからが見頃となりますので、是非お花見にお立ち寄りください!
連日のあたたかい気候で、鉄斎美術館前の淡墨桜(うすずみざくら)が一輪だけほころびました。
岐阜県の根尾谷から移植された淡墨桜は、毎年満開に咲き誇り、楽しみに訪れる参拝者の方が多くいらっしゃいます。
まだ開花には至りませんが、例年よりも早く見ごろを迎えそうです。
なお、鉄斎美術館はただいま休館中、次回展覧会「鉄斎の旅―足跡、天下に遍し―」は4月1日(日)から開催いたします。
4月7日(土)から、与謝蕪村とともに「南画の大成者」と並び称される池大雅(1723~76)の大回顧展が京都国立博物館で開催されます。当館からは、大雅の生涯を知るうえで最も基本となる資料『池大雅家譜』(富岡鉄斎旧蔵本)を出品します。
展覧会名:特別展 池大雅 天衣無縫の旅の画家 会期:2018(平成30)年4月7日(土)~ 5月20日(日) 会場:京都国立博物館 平成知新館 http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/tenrankai/taiga2018.html