史料館

史料館特別展

第39回テーマ 「森田子龍 -心の書-」

会期 2018年7月1日(日)~9月28日(金)
時間 9:30~16:30
入館料 無料です。

兵庫県豊岡市出身の森田子龍(明治45年~平成10年)は、昭和時代を代表する書道家の一人です。

昭和27年に井上有一(ゆういち)、江口草玄(そうげん)らと共に、過去の因襲を打破し、書の原点に立ち返るべく「墨人会(ぼくじんかい)」を結成。雑誌「墨人」を創刊して、内外の抽象画家や批評家とも交流しました。また再三にわたって海外で展覧会を開催し、日本の前衛書が世界に認知されるきっかけを作りました。彼の墨で象(かたど)った書は見事に文字の意味と形態が一体化し、正に「墨象(ぼくしょう)」の世界を具現化した作品として世界的な評価を受けることになります。

当山には昭和40年頃より崇敬していた富岡鉄斎の作品研究のため度々来山。先々代法主光淨和上の知遇を得て、先代法主光聰和上の書道の師となられました。昭和50年には鉄斎美術館の扁額「聖光殿」門標「鉄斎美術館」の文字を揮毫(きごう)するなど、当山に数多くの作品を遺しています。

今展は、森田子龍の表面的な字形に捕らわれず、文字の本質を湧き出でる心のままに描いた「心の書」をご紹介します。墨による造形の美「墨象」の数々の作品をお愉しみください。