史料館
史料館特別展

開館10周年テーマ 「十二ヶ月の美-四季を巡りて-」

会期 2018年10月1日(月)~12月19日(水) ※10月9日・11月9日は臨時休館
時間 9:30~16:30
入館料 無料です。

酷暑の夏も過ぎ、穏やかな秋がやって来ました。日本の秋は、春ほど寒暖差が大きくなく、四季の内、最も過ごし易い季節だと言われています。また、月見や観菊、紅葉狩りなど様々な行事が行われる季節でもあります。

このように、我国ではそれぞれの季節毎や月毎に様々な慣習、行事が古来より脈々と受け継がれてきました。年初からも2月の梅、3月の桃、4月の桜など、ほぼ毎月自然を愛でる慣習が続きます

また、江戸時代に定められた「人日(じんじつ)(七草)の節句」(1月7日)・「上巳(じょうし)(桃)の節句」(3月3日)・「端午(たんご)(菖蒲)の節句(5月5日)・「七夕(笹)の節句」(7月7日)・「重陽(ちょうよう)(菊)の節句」(9月9日)の五節句は、季節の節目となる日として確立され、現在に至っています。

こうして自然の移り変わりと伝統的な「節句」があいまって我国独特の季節感が醸成されてきました。

今展は、私達日本人に根付いた十二ヶ月の美をテーマにした作品をご紹介し、四季折々の風情をお愉しみいただきたく開催するものです。